2014年7月26日土曜日

ソーシャルアクションの方法  デモのすすめ

私は普段、在宅医療専門の診療所でソーシャルワーカーをやっているのですが、ソーシャルワーカーがもう少し日本の政治状況に関心を持ち、政治に対して何らかのソーシャルアクションをしていくべきなのではないかという考えを持っています。今のソーシャルワーカー業界を見ていると、政治に対する関心とソーシャルアクションが圧倒的に弱いのではないかと感じることがあります。職能団体のホームページを見たり、同業者と話していてそう思うことが多いです。もちろん、私自身も普段は医療・福祉業界で働いており、その仕事は結構忙しく、習得するべき知識や技術も色々とありますので、政治に対して広く深く関心を持っているとは言えません。

ただ、医療・福祉業界は、政治のありようによって大きく状況が変化してしまう業界です。新しい法律ができ、行政の制度運用方針が変われば、クライエントの生活は大きく影響を受けます。そして今の日本では、社会福祉に関する法律や制度の改変により、クライエントの生活の質、いや、国民全体の生活の質を下げていこうとする大きな力が働いていると思います。医療・福祉業界に関係している人なら、誰もが強く感じていることではないでしょうか。現場で働いていてこのような力を感じた時、ソーシャルワーカーはどのような行動ができるでしょうか。

そこで私が提案しているのが、ソーシャルアクションの方法の中でも、「デモ」という方法なのです。